有名な観光スポット御手洗のある大崎下島。沖浦啓之監督の「ももへの手紙」の舞台にもなった素敵な島です。
島全体にみかんの段々畑があり、柑橘の生産が盛んな所で、春には白い花が、秋から冬にかけては黄金色の実が、青い海にはえて美しい景色を作りだしています。
沢山の柑橘の花が咲く時期は島全体が甘い香りで包まれます。
その中でもひときわ甘い香りを漂わせるのがレモンの花です。
他県から嫁いだ妻は愛らしいレモンの花と心地良い香りに魅了されました。
摘み取った花を持ち帰り、お風呂に入れて楽しんでいました。
レモン花風呂に入った後で肌がすべすべになっているように感じたらしく、今度は花を焼酎につけて手作り化粧水なるものを顔に塗り始めました。
花を焼酎につけて手作り化粧水に、確かな効果を実感した妻は、これを商品化できないものか?と相談してきました。
そこで私達は呉市の産業振興センターへ相談に伺い、呉市内で化粧品製造販売業の資格を持つ美容師さんを紹介してもらったのです。
美容師さんは何年も試行錯誤を続け、原料に拘り本当に髪に良いシャンプーの開発・製造・販売をされている方でした。
私達の作りたい化粧水に対しすぐに共感を頂く事ができ、何度も試作を繰り返し私達の想像以上の製品を完成して頂けました。
また、レモンの花の研究には近畿大学教授にご協力頂いきました。
商品デザインも美容師さんのご紹介でやはり同じ呉市のデザイナーさんに、肌に優しいシンプルでオシャレなイメージのモノを作り上げて頂きました 。